多文化共生を目指す

2018年度1次隊ボリビア派遣サッカー隊員の工藤大史郎です。現地での活動を最大限発信していきます。

もしあなたがサッカーのコーチだったら

¡Hola!

 

どうもこんにちは。工藤大史郎です。

 

活動が始まってもう2ヶ月ですよ。

早すぎでしょ。本当に。

 

この2ヶ月いろんなことがありました。

活動してるとマジでいろんなことが見えてきます。

 

僕は主にサッカーのクラブチームでの活動ですが、今後は小学校にも体育教師として活動していく予定です。他にも活動に沢山企みはあるのですが。(笑)

 

どちらにしても教育というワードが出てきます。

 

これはありえないだろ。

それはいかんだろ。

 

日本的な観点からいくとおかしな教育が行われてる時があります。

 

それはあくまで日本的な観点から見てるので、ボリビア的観点ではいいのかもしれません。こればかしはどっちがいいのか正直わかりません。

*しかし今からは日本的観点から話していきたいと思います。

 

僕のクラブは運営が下手くそすぎです。

 

下手くそというのもそんなひどいわけではないですよ。

問題はたったこれだけです。

・クラブにまず何人子供達がいるのか知らない

・子供たちの名前を監督が知らない

・月謝をいくら払えばいいのか知らない家族がいる

・知ってても月謝を払ってくれない家族がいる

・雇っているコーチ陣に給料を払わない

・お金を集めないからグランドを借りれない

・無料の駐車場で練習をせざるを得ない

・毎度駐車場の柵にボールが刺さりパンク

・結局お金がないと僕に愚痴を言ってくる

 

ね。そんな問題ないでしょ、、、ね?、、、

 

まあ言い出したらきりがないんですが。

この辺でやめておきます。

 

別に愚痴を書いているわけではありませんからね。(笑)

 

なんども言います。

これは日本的観点からの意見です。

 

日本的観点から言うと全く経営になってません。

もしこれが日本の会社だったらカップラーメン作ってる間に倒産するでしょう。

 

しかし面白いことにこのクラブ来年でなんと25周年なんです。(笑)

嘘と思うでしょ。マジなんですこれ(笑)

 

なんでやねんって思った人。

その時点であなたは日本的観点から物事を見ていますよ。

 

ボリビア的観点からみると、もしかしたら最もうまく行ってるクラブ経営かもしれません。

 

何度も言います。どっちが正解かはわかりません。

 

そこで何かのきっかけになれたらと思い、カウンターパートとの会議を実施。

事前にこのような書類を作って、こうしたらどうだろうかと提案。

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まあなんかの刺激になったのは間違いないんですが、カウンターパートしっくりきてないんですよ。なんかうまく言い訳してくる感じ。

 

もちろんわかりますよ。カウンターパートは僕より生きてる3倍の年数生きてますし、このクラブ自体も僕より2つ上。その分考え方もほとんど固まってる状態。

 

プライドがあるのもわかりますし、そんな日本から来た若造に経営面に対して口だされたくないのも凄くわかる。

 

でも、もしかするとレオが納得いってないのは、俺が作ったこの書類が日本的観点から見てて作成してるからなのかもしれません。

 

カウンターパートめちゃくちゃいい人なんですが、かなり頑固なんです。(笑)

僕達が言ったところで結局は自分の考えが絶対みたいな感じの人。(笑)

 

そこで1つ聞いていいですか。

〜もしあなたがクラブのコーチだったら〜

*これはいろんなスポーツに置き換えれます。

 

毎日練習に来て、頑張って上手くなろうとする子がいます。

しかし、正直上手かと言うとそうではありません。

 

一方で練習には一切来ませんが試合の日だけきます。

この子は毎日練習に来てる子よりも断然上手いです。

 

さてどうしますか。

どっちを試合に出しますか。

 

僕は毎日来ている子に試合に出させたい側の人間です。

そしてなんでお前は練習に来ずに試合だけ来るんだ。と言いたい側の人間です。

 

しかし、僕のカウンターパートは絶対に練習に来てない上手い子を試合に出すんです。

 

このことがすごく気になってその会議の時に質問しました。

 

”なんで練習に来てない奴を出すんだ?”

 

帰って来た言葉は。

”当たり前だろ。上手いからだ。”

 

マジか。完全にやられた。

どうやらこの国はサッカーが上手けりゃ偉い。の感覚みたいだ。

 

さすが南米といった感じですが。

 

でも気にくわないので僕も言い返す。

 

”サッカーは勝つためにあるんじゃ無い。サッカーを通して人間的に成長する環境を作ることが子ども達にとっていい教育なんじゃないのかと僕は思っている。そこで試合にしか来ないやつを出すのは僕はおかしいと思う。練習に毎日きても出れないなんて不平等だし、もしこれが大人の代表クラスの話をしているなら別だ。しかひ、彼らは子供だ。”

 

するとカウンターパート。

”じゃあもし下手な奴が試合に出てミスったらどうなる?上手い奴らに文句言われて、何もできなくなる。心を傷つけてしまうだろ?だから上手くなるまで練習させるんだ。そこである程度うまくなったら出す。それでも納得いかないか。たいしろう。”

 

そう返って来て僕は納得できませんでした。

これ以上言うと関係が崩れてしましそうだったので、僕から引きました。

 

あくまで僕はボランティアの立場。

もしこのクラブで働いているなら、喧嘩腰になって言い返してたに違いない。

 

しかし。待てよ。まさかこれも日本的観点なのか。

あなたならどう考えますか?

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