多文化共生を目指す

2018年度1次隊ボリビア派遣サッカー隊員の工藤大史郎です。現地での活動を最大限発信していきます。

一生の思い出ができた。

¡Hola! 工藤大史郎です。

 

すごく久しぶりにブログを書いています。

待ってくれてた人ごめんなさい。

 

ブログを書こうと思ったきっかけも、家族が俺の住む遠く離れたボリビアに来てくれて、その幸せだった時間を文字にして残したかったから。

 

こっちに来てもう10ヶ月がたった。

時間は早いもんだ。光のように過ぎていく。

あと一年もあっという間なんだろうな。

 

いつものように子供達と練習して、バスで山を登って、家まで帰ってると何か家族LINEが盛り上がっている。

 

何やら今年のゴールデンウィークの話で騒いでるみたいだ。しかし俺にとっては全くどうでも良い話。だってここボリビアにいるから。

 

ボリビアでは、おっさん同士で肩組みながら公園でビール飲んでる奴もいれば、酔っ払って道で平気で昼寝してる奴もいる。

”仕事しろや”って俺は思うが、これも日本人特有の考えか。そう考えると、毎日ゴールデンウィークかもしれんな。(笑)

 

そんなことはどうでも良いんだ。

 

どうやら、家族はこのゴールデンウィークでここボリビア旅行を考えてるらしい。

 

これが実現したらすげー嬉しいななんて考えていたが、ここボリビアは標高4000メートルあるし、日本の裏側だし、日本食に勝てる飯なんてないし、大丈夫か。

なんて心配もしていた。

 

しかし、決断したら行動に移すのが早い親父は、気づいたらもう全員分のチケットを買っていた。

 

旅行が決まってからは、何持って行ってあげようか?ふりかけ?なんて聞いてくる相変わらずの息子思いの可愛いお母さん。

それに対して、全くボリビアに興味がない、いつも通りの冷たい弟。

親父は仕事の関係で海外には慣れている。親父がいればお母さんと弟は安心だ。

 

お母さんと弟に関しては、日本ーボリビア 間を 熊本ー天草 間の感覚で考えてる。

まじで、座りすぎでケツ大変なことになるからな。知らんぞ。(笑)

 

そんな家族が、ここボリビアを目指して羽田を出発した。

 

羽田を出発してからは、冷静に振舞っていた俺も実はワクワクを隠しきれていなかったと思う。

サンフランシスコに着いてから、LINEで一枚写真を送ってきた。空港で3人の集合写真。(サンフランシスコ感は出てない。)

(そこから、後二回乗り継ぎだぞ。ガンバレ。)

 

集合場所はボリビアサンタクルス

仕事が終わって、その日の夜にサンタクルスに前入りした。

 

なんせ、彼らの到着が朝5時。スペイン語も話せないし、初めての南米。流石に迎えに行ったほうがいいに決まってる。

その夜は1000円くらいの安い宿に泊まって、朝早く空港に向かった。

 

空港に到着すると、ちょうど家族も到着したっぽい。

 

久々の再会。嬉しかった。

そして、親父はビールを飲みたいと言ってる。朝5時から。

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サンタクルスの空港にて

空港のカフェで朝食をとった。何年ぶりだろうか。みんなで朝食をとったのは。

俺は大学時代ずっと福岡いたし、親父も単身赴任だったし、いつか思い出せないくらい久しぶり全員揃っての朝食。

 

ちょっと疲れてんのかな。(笑)

そりゃ38時間もかかったら疲れるよな。

 

朝食をとった後、ここサンタクルスから俺の住んでる街”スクレ”に飛ぶ。

 

着いてからは、まず俺の家へ。ホームステイ先の家族と昼食をとった。両家族が同じ空間にいる。なんか不思議な感覚だ。

 

そしてこの日、実は自分の試合があった。

ホームステイ先の家族とグランドに来てくれた。家族の前でプレーを見るのは大学以来だったか、いつも以上に気合が入った。

 

その試合で、個人的に2点決めることができて、家族に特別なプレゼントを渡せたような気がする。

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大学時代以来の家族の前でプレー

 

そしてこの日から一泊して次の日からは、

あのウユニへ

ホテルについて疲れているだろうからすぐ寝るんだろうなんと思っていたが、思った以上に疲れていないみたいだ。屋上に行ったり、いろいろホテルの中をうろちょろしている。

 

いいじゃん。楽しんでんじゃん。

 

そして、この夜はカウンターパート(JICAのパートナー)家族と食事。チキンを食べた。スクレで一番美味いチキンだったかもな。

 

実はカウンターパートにお土産を持ってきてもらった。(Amazonで予め家に送っておいた)

 

プレゼントは時計。

時計を持っていなかったので、もともとつけて欲しかったのもあるんだけどね。(笑)

すごく喜んでいた。

素敵な時間をありがとう。 

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そしてボリビアで家族と初めて朝を迎えた。

この日は待ちに待ったウユニ塩湖。

ここスクレからバスで7時間かかる。

 

朝一でウユニに向かった。長旅で移動続きなのにごめんな。(笑)

 

スクレからウユニの移動は7時間かかるが、景色は他に勝る絶景だ。日本の熊本ー福岡間の産交バスじゃ見ることはできない、壮大な自然が広がっている。

 

移動時間は親父以外みんな寝ていた。

親父はなんだか興味深そうに外をずっと眺めていた。

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外はいい景色だ。なんだかんだ、バスの中で揺られながら7時間がたった。

 

気づいたら、もうウユニだ。

落ち着いた街並み。

 

バスを降りて、ホテルに向かう。

いい街だ。とても落ち着いてて心地がいい。

 

ホテルに着いた。ツアー会社の隣のホテル。

 

家族で共にする2回目の夜。夕食は近くのアーケード街のレストランで食べた。

 

ビール三杯飲んだから酔った。でもこれがいい。久しぶりに親父と乾杯。いろんな話で盛り上がった。あんまり覚えてないが。

 

そして、翌朝。

前日に予約していたツアーが10:30からだから朝早く起きて家族全員で散歩した。

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かぼちゃがデケェ(笑)

朝一でおばちゃん達が野菜や肉を売ってる市場。みんなびっくりしてたなぁ。こんな市場ないからな日本に。まぁこれもいい経験だ。

 

そしてツアーの時間が近づいていた。

集合場所に向かう。そして30分遅れでツアースタート。これもボリビアタイムと言っていいだろう。そんなのは気にしない。

 

列車の墓場、魚の島、乾燥したエリア、鏡張りのエリア、全部連れて行ってもらった。

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相変わらずふざけてんな。(笑)

 

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乾燥エリア。最高かよ。

おまけにリャマの肉も食った。

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リャマの肉美味かったな

最高だ。なんだここ。

 

地球って、知らないところだらけなんだなって。

 

そうウユニ塩湖が教えてくれた。

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なんだろな。この感情。

家族全員でここボリビアにいる。そして同じ地を踏んでいる。

 

本当不思議な感覚だ。

 

ツアーが終わってからは、塩のホテルに向かう。塩のホテルはウユニでも結構いいホテルだ。

 

そんなん泊まらずにはいられない。

やっぱりすごい。このホテル。

 

全部塩でできてやがる。

床も、ベットもテーブルも椅子も。

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廊下も塩、壁も塩

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ベットも塩

家族も興奮していた。

 

星が綺麗だぞってお母さんは外に一人で見に行って興奮してた。親父は早くビールが飲みたかったらしく、飯行こうぜってずっと言ってる。弟は携帯ゲーム。相変わらずだ。

 

ここのホテルは飯もすごい。

そしてウユニ塩湖が一望できる。

 

なんだこのホテル。。。すご。。

 

しかし、ウユニを観光できたのはこの日だけ。そして次の日には、スクレに帰らないといけなかった。

 

スクレに帰ってからは、ホームステイの家族とバーベキューをした。

 

結局、俺が全部焼いた。

 

ホームステイ先の家族はギャハギャハ冗談を言って笑ってる。ちょっとくらいは手伝えやって思ったけど、これもボリビアスタイルだ。

この適当さがよかったりもするよな。(笑)

 

そして、次の日にサンタクルスへ。

ホテルは空港近くを予約。出発が朝早かったからね。

 

この日は日系移住地Okinawaに連れてった。

また最終日に濃い経験ができた。友達の家族に振舞ってもらったバーベキュー。

 

やっぱりうまい。

 

今回は俺は焼かなくていいみたい。(笑)

 

何回も思うが、このOkinawaは自分の故郷のように心地がいい。人も場所も雰囲気も全て。

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久しぶりに友達にも会えて嬉しかった。

また帰ってくるね。

 

 

気づいたら、あっという間に時は過ぎもう別れの時が近づいていた。

 

5日という本当短い時間だったけど、1ヶ月くらい一緒にいたような気がする。

 

それだけ楽しかったんだろうな。

 

ここに俺がいなかったら家族はボリビアに来るはずなかっただろう。

 

ホームステイ先の家族、カウンターパート、友達、景色、ボリビアの雰囲気に出会うことはできなかった。

 

ここに来なかったら、今頃日本で上司の顔色伺いながら仕事を頑張っていたのかもしれない。

 

しかし、ここにきたからこその、色んな”感動”に出会えた。

 

やっぱり行かないと分からないし、やってみないと何も分からない。想像なんていくらでもできんだけど、実際は想像以上のことがほとんどだ。

 

ここで家族と再会して、言葉に表すのは少し難しいんだけど2つ感じたことがある。

 

1つ目は、

この家族でよかった。

 

そして2つ目は、

この家族を一生大切にしたい。

 

この2つかな。

 

俺をここまで成長させてくれたのは間違いなく家族おかげ。

 

俺の人生はまだまだ色んなことが待っている。幸せなことも辛いことも。でも時間はあっという間に過ぎていくだろう。人生の最後の1秒までこの家族と笑って過ごしていきたい。

 

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ありがとうな。遠い日本からきてくれて。

 

10年後はハワイでもいこうぜ。

 

 

Hasta pronto.

 

 

大史郎

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