物乞いについて考える
¡Hola! 工藤大史郎です。
こっちに来て早2ヶ月。
最近よくうんこを踏むんですよ。
考え事をしてる時限定ですが。(笑)
はい。そんなのどうでも良いですね。
最後まで読んでくださいね。
今回は僕の考え方が変わった瞬間について書いていきたいと思います。
僕は学生時代にインドに行きました。
全く何も予定立てずに、ただただ世界を感じたくて。
しかしバリバリ部活してたので、そんな海外に旅に行く時間なんてなかったんですよ。唯一の休みがクリスマスから年明けの1週間。
バカな俺は実家にも帰らず、その1週間をインドに費やしました。
今まで本当サッカーしかしてこなかったので、インドの旅は僕にとってすごく刺激的でした。
でもいざ行ってみると一発目から衝撃をくらうわけですよ。
”物乞い”
”物乞い。難しいよね。”
”実際にどうして良いかわからない”
もしかしたらブログを読んでくださってるあなたも、そう思っている1人かもしれませんね。
もしくは、
“出たよ。旅してたらよくあるよ。”
”はいはい。物乞いね。あるあるね。”
”そんなのたくさん見て来たよ。もう見慣れたね。”
もしそんな言ってるアホな旅人面したやつがいれば教えてください。
言っときますが物乞いに見慣れたも何もありませんよ。エセ旅人かなんか知りませんけどそんな奴は何もわかっちゃいません。
僕は1週間かけてインドを横断しました。めちゃくちゃ短期間でしたがその分吸収量は半端なかった。
旅をしてると物乞いをする子が必ずいるんですね。
”食べ物をちょうだい”
”お金をちょうだい”
僕はどうしていいかわかりませんでした。
この子達にあげても意味ないのかなぁ。あげたいけど、なぜかあげれない。でも何故かわからない。
そんなことが旅中何度もありました。
しかし、食べ物をやらざるを得ない瞬間に出会ったんです。少し離れの道を歩いていると、ちびっこ2人が遊んでいました。話しかけると、どうやら兄弟らしく、その奥に子供が1人寝てる。
なんでこんな時間に寝てるのかなと不思議に思って近づくと、かなりハエがたかっていて、少し汚臭もしていた。
それはただ寝てるだけではない雰囲気だった。
息もしていないような気がした。
今まで刺激がたくさんでワクワクしていた気持ちが、その瞬間だけ、言葉に表せない気持ちになった。やばいと思って遊んでたちびっこ2人も呼んで、必死に叩き起こす。
何回も叩いて体を揺すって、何回も何回も叩いて揺すって。すると、死んでると思っていたその子がなんと目を覚ました。
何も考えずに持っていた水と、カロリーメイトを渡した。
ばくばく飲むし、ばくばく食うこいつら。(笑)
それを見た瞬間に嬉しくなって、なんだかスッキリした。
今まで物乞いをして来た子供達に対して、どうしよう。どうしよう。と考えて結局何も渡さずその場を去ることが多く、それにかなり違和感を持っていましたが、その瞬間何か自分なりの答えが見えたような気がしました。
ぼくはこの旅で一歩外の世界に出ないとわからなかった大切な事を学んだ。
そしてこの経験から”死ぬまで強く生きよう”とそう誓った。
”今生きている今日は
誰かが生きたかった明日”
明日は誰も保障されていないんだと。
物乞いに関しては実際に自由です。もちろんあげなくてもいい。あげたらその子のためにならない。あげてたらきりがないし。まあいろんな考えがあるでしょう。しかし僕は、物乞いの子供が来たらほんの気持ちですが必ずあげています。理由は簡単です。僕達の方がお金を持っているから。
これに関しては正解なんてありません。
自分たちもそうなんですが、ましてや発展途上国の子供たちは本当に明日が保障されてないんです。
明日食べる食べ物もない。飲む水もない。
究極な話ですが、子供から物乞いを受けて何もあげずに立ち去り、その子が明日死ぬ。
どうですか。あげとけばよかったな。ってなりますよね。
確かにそんなこと考えてると、きりがないのも分かります。その子のためにならないと言う理由も、もちろん分かります。
しかしそれを含めて僕はあげています。
自分たちにできることって少ないけど何かしらあるはずなんです。
別に自由ですし、自分のお金なんだし自分に使いたいって思ってる人も山ほどいるでしょう。本当に個人の自由ですし、これに関しては完全に価値観の違いなので。
でも俺はその瞬間が幸せになってくれればそれでいいんです。
そんな喜びを共感したいんです。だってその子達に明日が保障されてないから。
”これ美味いだろ?”
”腹一杯食えよ!”
その子達が食ってる姿を想像しただけで嬉しくなります。
だから僕はこうしたいんです。
今度は物乞いして来た子供達と輪になって一緒に美味いカレーを食べたい。最高のシュチュエーションでしょ。最高の笑顔も見れて最高に美味いカレーも食えて。
”今生きている今日は
誰かが生きたかった明日”
これを胸に俺は
明日も1日を最大限生ききる。