ボリビアまで行って何やってんの?
¡Hola! どうも工藤大史郎です。
”工藤大史郎はボリビアで何をしているんだ?”
”青年海外協力隊のサッカー隊員って何すんだ?”
ただ海外に旅に来てるわけではないんですよ。
ここにはきちんとした活動要請があるんです。
今回は僕の活動について紹介していこうと思います。
僕はボリビアのスクレ市という街でサッカー隊員として活動しています。
”サッカー隊員って何?”
”サッカーしに行ってるの?”
いくつかの疑問が出てくるでしょう。
内容はサッカーのコーチとしてサッカーを通して町クラブの活性化を図ることが主な軸。
サッカーで南米って青年海外協力隊の中でかなり稀なんですよ。まぁあ考えなくてもわかりますよね。(笑)
あのサッカー大国の南米にサッカーを教えに行く。
”そんなの必要あるの?”
”なんでまた南米なの?”
ってなるのはすごくわかります。(笑)
でもなんで僕がここ南米にサッカー隊員として派遣されたのか。それには理由があります。
・任地のカウンターパートからの要請
もともと僕は Sports For Tomorrowの一環で青年海外協力隊として大学3,4年次に2回ここボリビアに来ています。
ボリビア国内の地域5箇所で活動を行い、その中のスクレ市の小さな町クラブ ”DIABLOS DE ORO” (今活動中のクラブ)というチームから声がかかり今回の要請に至っています。
ここのクラブでは幼児から15歳までの子供達と女子サッカーをメインに指導を行なっています。
Sports For Tomorrowは以下の記事参照
・クラブ運営の補助
南米にサッカー隊員として要請が上がっているということはそれなりの問題を抱えているということ。
ここのクラブの理念として子供達にサッカーの場所を与えて子供達を成長させる、更生させる手助けをする。という理念があります。
サッカーの技術が一番ではないんです。
1つの成長のツールとしてサッカーがある。
一番は子供達の成長が目的なんです。
この理念は日本の教育にすごく似てると僕は感じています。
しかし、難しいところがむやみやたらに子供達をクラブに入れすぎて
・コーチ陣も子供達の名前を把握しきれていない。
・お金が払えない子供達はお金(月謝)はもらっていない。それなら俺らも払わなくていいじゃないか。と通常払うことのできる親まで払わなくなる。結果集金できず、クラブ運営がうまく回らない。
・コーチ陣への給料を5ヶ月滞納
・グランドも借りれないから子供達は砂利の駐車場でするしかない
全部悪循環になっているのがすごくわかる。
ここをクラブ理念に基づいてうまく運営を回す手助けができたらなと思う。
これが要請内容の1つであるクラブ運営の補助だ。
・大学連携の関係性の維持
ここのクラブは福岡大学とJICAで連携を結び東京オリンピックまでの5年間スポーツ隊員を派遣するという活動を行っている。
今まで3年間継続し、残りの2年間は僕が現地調整役として後輩たちを受け持つ流れだ。
ここの関係性はものすごく大事で、過去に7000人前後の子供達に指導を行い子供達のレベルアップに努めて来た。残りの2年間も更にいい活動になるよう努めていきたい。
このようにこのクラブでは沢山やらなければならないことがありますが、このクラブはすごく好きなんです。
家族で運営しているようなもので、すごくマンパワーでその場しのぎのクラブなんですが、横のつながりがものすごく感じられます。だって協力しないとやっていけないから。ここのクラブは日本にはないような協力体制とクラブ愛がものすごく強い。親御さんまですごく協力的なので、ここにいると小さなことでも深く感じられるようになるし、本当に大事なものがなんなのか感じれるような気がします。
サッカーは上手ければいいってもんじゃないし、
技術を教えればそれでいいってもんでもない。
子供達にとって一番大事なのは人間的に成長する手助けを行うこと。
まだまだ山積みですが、現状をすごく前向きに捉えてカウンターパートと、親御さんと、そして子供達と共に活動していけたらと思います。
僕も活動を通して色んなことに触れて、感じて、学んで子供達と共に成長していきますよ。誰も止められないくらいに。
2年後の成長がすごく楽しみです。