日本はエセ日本人だらけ
¡Hola!
どうも。工藤大史郎です。
日本はいい国ですね本当に。
こっちに来て大好き度が増していますが。
いきなりなんですけど。
”日本の文化”って何ですか?
まあ抽象的すぎますかね。
じゃあ日本人が大切にしているものは何ですか?
ほらね。止まるでしょ。
絶対この質問されると日本人は固まっちゃうんですよ。
もちろん僕も固まってしまう日本人の1人です。
全員が全員固まるとは思いませんがほとんどの人が固まってしまうと思います。
何でこんな記事を書こうと思ったのか。
それはある出来事があったからなんです。
ここボリビアで生活していく中で
日本に来た時よりも日本のことを考えるようになりました。
ここに来てよくこんなことを聞かれます。
”日本ってどんなところなんだ?”
みなさんにとって日本ってどんなところですか?
あまり深く考えてなかったって人がほとんどでしょう。
実際そうなんですよ。
日本にいたら日本にある全てが当たり前に感じちゃってるから自国の事なんて一切考えなくてもいい。しかし、一旦海外に出てみると、当たり前だったことが一気に当たり前じゃなくなりますよね。しかも彼らに自分の国の事を説明しないといけない。
でも世界ってかなり広いですよね。
だからこれだけ広ければ沢山の文化があって当たり前なんです。
俺らの文化は俺らの文化。
彼らの文化は彼らの文化。
たくさん文化があってこその世界なんですが、日本の文化って何でしょうか。
僕はここに来て日本人だけどの日本のことを全く知らないなと感じるようになりました。確かに食べ物、自然、建物、このように日本に何があるかは誰でも言えるんです。
でも何で日本の文化を説明したい時にパッと言えないのか。
僕は愛国心の欠如だと思います。
こっちに来て海外の人々は自分の国を愛しているのをすごく感じます。
自分の国の歴史もすごく理解しているし、どのようにして国が出来上がって来たのか、子供でも説明できる。
実際に日本では勉強はするが、対してそこに重要性を持っているかというと、そうではないですよね。
もともと日本人は島国で生活しているので、愛国心を持たなくてもいい環境なんです。隣国の国々と国境で争うこともまずない。
でもなんか寂しいような気がするんですよね。
確かに日本は素晴らしいところです。
何でも設備が整っていますし、おもてなしの精神は他の国では感じられませんし、飯もうまいし、飯もうまいし、飯もうまいし。。。
でもやっぱりなんかさみしい。
日本人は愛国心という言葉に何かしらの抵抗を持っているような気がします。
じゃあ聞きます。
”日本は好きですか?”
もちろん好きに決まってるだろ。
て思ってる人がほとんどでしょう。
”でも愛国心を持っていますか?”
となると、固まってしまうんです。
”日本を好き”と”愛国心を持っている”
何が違うんですか?
すみません。かなり難しい話になってますね。(笑)
なぜ日本人は愛国心に対して抵抗を持っているのか。
その原因の1つは”日本を知らない”からだと思います。
海外で自分の国の事を紹介できないなんて、”大丈夫かこいつ”ってなりますよね。自分の国に対して関心がそもそもあまり無いのも理由ですが”お前ら冷たいな”なんて言われたこともあります。
でも実際にこれは難しいんです。
これが文化といったらそうかもしれません。
逆にアメリカの文化に一気に染まったら日本らしさを確実に失うでしょう。
でも文化といってしまえばそこでもう終わり。何も話が発展しません。
僕は”家族を愛すこと”と”日本を愛すこと”は、同じくらい普通の事だと思います。
別にそこらへんの島を奪い返せとか、戦争しろといってるわけではありません。
僕が言いたいのは
もっと俺らは日本のことを好きになった方がいいんじゃねえか?
ということです。
この日本という国は技術などのテクノロジーは世界でもトップクラスかもしれないが、人々の心はまだまだ貧しいような気がします。
そこがまた”文化”なんですかね。
_________________________
1人でも多くの人に活動を伝えたくて始めました。
皆さんに見てもらうことがモチベーションに繋がります。
*いつか世界を変える力になる!*
物乞いについて考える
¡Hola! 工藤大史郎です。
こっちに来て早2ヶ月。
最近よくうんこを踏むんですよ。
考え事をしてる時限定ですが。(笑)
はい。そんなのどうでも良いですね。
最後まで読んでくださいね。
今回は僕の考え方が変わった瞬間について書いていきたいと思います。
僕は学生時代にインドに行きました。
全く何も予定立てずに、ただただ世界を感じたくて。
しかしバリバリ部活してたので、そんな海外に旅に行く時間なんてなかったんですよ。唯一の休みがクリスマスから年明けの1週間。
バカな俺は実家にも帰らず、その1週間をインドに費やしました。
今まで本当サッカーしかしてこなかったので、インドの旅は僕にとってすごく刺激的でした。
でもいざ行ってみると一発目から衝撃をくらうわけですよ。
”物乞い”
”物乞い。難しいよね。”
”実際にどうして良いかわからない”
もしかしたらブログを読んでくださってるあなたも、そう思っている1人かもしれませんね。
もしくは、
“出たよ。旅してたらよくあるよ。”
”はいはい。物乞いね。あるあるね。”
”そんなのたくさん見て来たよ。もう見慣れたね。”
もしそんな言ってるアホな旅人面したやつがいれば教えてください。
言っときますが物乞いに見慣れたも何もありませんよ。エセ旅人かなんか知りませんけどそんな奴は何もわかっちゃいません。
僕は1週間かけてインドを横断しました。めちゃくちゃ短期間でしたがその分吸収量は半端なかった。
旅をしてると物乞いをする子が必ずいるんですね。
”食べ物をちょうだい”
”お金をちょうだい”
僕はどうしていいかわかりませんでした。
この子達にあげても意味ないのかなぁ。あげたいけど、なぜかあげれない。でも何故かわからない。
そんなことが旅中何度もありました。
しかし、食べ物をやらざるを得ない瞬間に出会ったんです。少し離れの道を歩いていると、ちびっこ2人が遊んでいました。話しかけると、どうやら兄弟らしく、その奥に子供が1人寝てる。
なんでこんな時間に寝てるのかなと不思議に思って近づくと、かなりハエがたかっていて、少し汚臭もしていた。
それはただ寝てるだけではない雰囲気だった。
息もしていないような気がした。
今まで刺激がたくさんでワクワクしていた気持ちが、その瞬間だけ、言葉に表せない気持ちになった。やばいと思って遊んでたちびっこ2人も呼んで、必死に叩き起こす。
何回も叩いて体を揺すって、何回も何回も叩いて揺すって。すると、死んでると思っていたその子がなんと目を覚ました。
何も考えずに持っていた水と、カロリーメイトを渡した。
ばくばく飲むし、ばくばく食うこいつら。(笑)
それを見た瞬間に嬉しくなって、なんだかスッキリした。
今まで物乞いをして来た子供達に対して、どうしよう。どうしよう。と考えて結局何も渡さずその場を去ることが多く、それにかなり違和感を持っていましたが、その瞬間何か自分なりの答えが見えたような気がしました。
ぼくはこの旅で一歩外の世界に出ないとわからなかった大切な事を学んだ。
そしてこの経験から”死ぬまで強く生きよう”とそう誓った。
”今生きている今日は
誰かが生きたかった明日”
明日は誰も保障されていないんだと。
物乞いに関しては実際に自由です。もちろんあげなくてもいい。あげたらその子のためにならない。あげてたらきりがないし。まあいろんな考えがあるでしょう。しかし僕は、物乞いの子供が来たらほんの気持ちですが必ずあげています。理由は簡単です。僕達の方がお金を持っているから。
これに関しては正解なんてありません。
自分たちもそうなんですが、ましてや発展途上国の子供たちは本当に明日が保障されてないんです。
明日食べる食べ物もない。飲む水もない。
究極な話ですが、子供から物乞いを受けて何もあげずに立ち去り、その子が明日死ぬ。
どうですか。あげとけばよかったな。ってなりますよね。
確かにそんなこと考えてると、きりがないのも分かります。その子のためにならないと言う理由も、もちろん分かります。
しかしそれを含めて僕はあげています。
自分たちにできることって少ないけど何かしらあるはずなんです。
別に自由ですし、自分のお金なんだし自分に使いたいって思ってる人も山ほどいるでしょう。本当に個人の自由ですし、これに関しては完全に価値観の違いなので。
でも俺はその瞬間が幸せになってくれればそれでいいんです。
そんな喜びを共感したいんです。だってその子達に明日が保障されてないから。
”これ美味いだろ?”
”腹一杯食えよ!”
その子達が食ってる姿を想像しただけで嬉しくなります。
だから僕はこうしたいんです。
今度は物乞いして来た子供達と輪になって一緒に美味いカレーを食べたい。最高のシュチュエーションでしょ。最高の笑顔も見れて最高に美味いカレーも食えて。
”今生きている今日は
誰かが生きたかった明日”
これを胸に俺は
明日も1日を最大限生ききる。
ボリビアまで行って何やってんの?
¡Hola! どうも工藤大史郎です。
”工藤大史郎はボリビアで何をしているんだ?”
”青年海外協力隊のサッカー隊員って何すんだ?”
ただ海外に旅に来てるわけではないんですよ。
ここにはきちんとした活動要請があるんです。
今回は僕の活動について紹介していこうと思います。
僕はボリビアのスクレ市という街でサッカー隊員として活動しています。
”サッカー隊員って何?”
”サッカーしに行ってるの?”
いくつかの疑問が出てくるでしょう。
内容はサッカーのコーチとしてサッカーを通して町クラブの活性化を図ることが主な軸。
サッカーで南米って青年海外協力隊の中でかなり稀なんですよ。まぁあ考えなくてもわかりますよね。(笑)
あのサッカー大国の南米にサッカーを教えに行く。
”そんなの必要あるの?”
”なんでまた南米なの?”
ってなるのはすごくわかります。(笑)
でもなんで僕がここ南米にサッカー隊員として派遣されたのか。それには理由があります。
・任地のカウンターパートからの要請
もともと僕は Sports For Tomorrowの一環で青年海外協力隊として大学3,4年次に2回ここボリビアに来ています。
ボリビア国内の地域5箇所で活動を行い、その中のスクレ市の小さな町クラブ ”DIABLOS DE ORO” (今活動中のクラブ)というチームから声がかかり今回の要請に至っています。
ここのクラブでは幼児から15歳までの子供達と女子サッカーをメインに指導を行なっています。
Sports For Tomorrowは以下の記事参照
・クラブ運営の補助
南米にサッカー隊員として要請が上がっているということはそれなりの問題を抱えているということ。
ここのクラブの理念として子供達にサッカーの場所を与えて子供達を成長させる、更生させる手助けをする。という理念があります。
サッカーの技術が一番ではないんです。
1つの成長のツールとしてサッカーがある。
一番は子供達の成長が目的なんです。
この理念は日本の教育にすごく似てると僕は感じています。
しかし、難しいところがむやみやたらに子供達をクラブに入れすぎて
・コーチ陣も子供達の名前を把握しきれていない。
・お金が払えない子供達はお金(月謝)はもらっていない。それなら俺らも払わなくていいじゃないか。と通常払うことのできる親まで払わなくなる。結果集金できず、クラブ運営がうまく回らない。
・コーチ陣への給料を5ヶ月滞納
・グランドも借りれないから子供達は砂利の駐車場でするしかない
全部悪循環になっているのがすごくわかる。
ここをクラブ理念に基づいてうまく運営を回す手助けができたらなと思う。
これが要請内容の1つであるクラブ運営の補助だ。
・大学連携の関係性の維持
ここのクラブは福岡大学とJICAで連携を結び東京オリンピックまでの5年間スポーツ隊員を派遣するという活動を行っている。
今まで3年間継続し、残りの2年間は僕が現地調整役として後輩たちを受け持つ流れだ。
ここの関係性はものすごく大事で、過去に7000人前後の子供達に指導を行い子供達のレベルアップに努めて来た。残りの2年間も更にいい活動になるよう努めていきたい。
このようにこのクラブでは沢山やらなければならないことがありますが、このクラブはすごく好きなんです。
家族で運営しているようなもので、すごくマンパワーでその場しのぎのクラブなんですが、横のつながりがものすごく感じられます。だって協力しないとやっていけないから。ここのクラブは日本にはないような協力体制とクラブ愛がものすごく強い。親御さんまですごく協力的なので、ここにいると小さなことでも深く感じられるようになるし、本当に大事なものがなんなのか感じれるような気がします。
サッカーは上手ければいいってもんじゃないし、
技術を教えればそれでいいってもんでもない。
子供達にとって一番大事なのは人間的に成長する手助けを行うこと。
まだまだ山積みですが、現状をすごく前向きに捉えてカウンターパートと、親御さんと、そして子供達と共に活動していけたらと思います。
僕も活動を通して色んなことに触れて、感じて、学んで子供達と共に成長していきますよ。誰も止められないくらいに。
2年後の成長がすごく楽しみです。
嘘だろ!?キッチンに女もんのパンツ!?
僕の家シリーズが好評なので続編行きます。
これシリーズ化していいですか?(笑)
今回は写真多めでいきますね。
前回の記事でtaishiro-kudo.hatenablog.com
家がすごいことはある程度分かっていただけかなと思います。
僕たちボリビアの隊員は同期が13人います。
その中でも小さな町スクレの同期隊員は4人。
それぞれがホームステイや一人暮らしのスタイルで生活しています。それはカウンターパート(活動先の担当上司)がそれぞれの家を探し決めてくれています。
なので各々物件に差があるわけです。
僕の家はカウンターパートの家の目の前。朝ごはんを毎日カウンターパート家族と食べています。近いのでとても助かっていることは間違いありません。
だが、しかし、But、
家の環境は整えたい、、、
僕は潔癖性というわけでは全くありませんがやっぱり2年間住む場所。
しっかりと環境は整えたいですよね。
そこでどうしようかなぁと悩んでたわけですが、
そこに救世主達現る。
なんとスクレ隊員の皆さんが手伝ってくれることに!
同期隊員の方々の紹介をすると学校の先生が二人、環境のスペシャリストが一人とサッカー隊員の僕で4人です。小さな町に4人同時に派遣されたわけですから、協力して活動していきたいと思っていたんですが、こんなにも早く助けてもらうとは、、、感謝しかありません。。
朝10時に僕の家に集合。
よしやろう。
。
ん?。
え?。
いやまずどこから掃除をしていこうか。(笑)
みんな顔を合わせて笑いました。
あの夢の国か(キッチン)もしくはトイレか。
いやまずはキッチンだ。
キッチンを僕は夢の国と呼んでいる。
なぜなら、夢の国だからだ。。。
まずはハエ達を逃す。
そして窓を全開にする。
安定のゴミ屋敷の臭いだ。
そして皿を洗っていく。山ほどある。
隊員が手伝ってくれた。申し訳ないくらいの汚さと量だ。
とりあえず、いらないものは捨てていこう。
でも難しいんですよね。共同だから捨てていいものかわからなくて。
とりあえず僕は同期が皿を洗ってくれている間に入らないものを探した。
コップが邪魔だったのでどかそうとした。
ん?取れない。なぜだ。(笑)
どうやら汁かなんかと一緒にこびれついて固まってるようだ。
これはやばいぞ。
ここまできたら、面白いものを探そうとしていた。
俺の好奇心が止まらない。
今度は何があるかな。
やばい。。
棚の奥にカッピカッピになったニンジンが芽を出している。
その隣にはぐちょぐちょなトマトが2つ。
いいねえ。出てくる出てくるぞ。
今度は何が出てくるかな。
俺の好奇心が止まらない。
探しているととんでもないものが出てきた。。。
食器棚からおパンティーだ。しかもピンクと赤の2つだ。
待ってくれ。これはまさか。ヤツ(看護師)のものではないか。
いいや待ってくれ。んなわけないだろう。
ここはやっぱり”夢の国”だった。
きったねっ(笑)僕は考えずに秒で捨てた。
Chao... おパンティー、、、
やばいだろこのキッチン。(笑)
ボリビアの女性はキッチンで一体何をしているんだ?(笑)
と妄想していると痛恨の安定の断水。
洗いたいものが洗えず。結局断念。
よし!昼ごはんにバーベキューでもするか!
肉を買って牛タンをさばいて焼いて。
と肉が焼けた頃に、、、、
ここで味噌汁と肉じゃがが、、(泣)
凄い。。スクレ隊員凄い。。
最高です。。。
よっしゃーー!!
かんぱーい!!!!
ハッピバースデートゥーユ〜〜♪
ここでまさかのサプライズプレゼント。
そうでした。この日は僕の誕生日でした。
誕生日を忘れてるくらい掃除に集中していたてことでいいですか。
掃除までしてもらって、プレゼントまでもらって。。。
本当にこの日はありがとうございました!僕は幸せ者です。
結局夜までかかり出たゴミはこんなに。。。
断水したので皿洗いはカウンターパートの家で(笑)
そして昨日、大家さんから、「おばあちゃんに作っていた料理があったのにたいしろうに捨てられたってヤツ(看護師)が言っていたぞ。本当か??」
おい嘘つけっ!!(笑)
俺はゴミ達とカビ菌40000万匹入りスープ達とおパンティー達しか捨ててねーし!!
ボリビアにもう1つの家族
こんにちは。工藤大史郎です。
ボリビアに来てホームステイを1ヶ月していたわけですが、そこにはまた感動がありました。
今回は家族について書いていきたいと思います。
僕はボリビアに来るのはこれで3回目になります。
大学時代に青年海外協力隊で2回いかせてもらってまた今回と全て青年海外協力隊です。
どんだけ好きなんやって話なんですが(笑)
それは置いといて、、
大学時代の青年海外協力隊では今回のような長期派遣ではなく短期での派遣で2ヶ月でいろんな都市を巡回する巡回型派遣で5つの都市で活動を行いました。
日本で言うなら、福岡、大阪、東京、名古屋、熊本、みたいな感じかな(笑)
各都市の滞在期間も1週間ほどなので、滞在場所もホテルでした。
今回は、語学学校期間中はホームステイで前回とは全く違うスタイルでの生活ということで、しかも自分自身もホームステイは初めての経験ということもあってすごくワクワクしていました。
ここでは僕を含めて3人のボランティアがお世話になりました。
ここでホストファミリーを紹介!
ママのエリザベス。
パパのエンリケ。
この2人はすごく陽気で朝から冗談を言って笑ってるようなとても素敵な家族。
僕たちは朝から夕方まで語学学校だったため、日中一緒に居れる時間なかったので、朝ごはんと夜はできるだけ一緒にいる時間を大切にしていました。
今思うと、夜はカレーを作ったり、お好み焼きを作ってあげたり、一緒にW杯の優勝国予想したり、たくさん笑ってかなり楽しい時間だったな。。
僕たちが遅く帰ると心配して玄関に出てたり、
ストーブが爆発したり
ミキサー回しすぎて炎出したり
水道をぶち壊したり
たくさん迷惑かけてしまいました。
それでも彼らは笑顔で ” ¡No te preocupes! “
心配すんなって!何も問題ないよ。っていつも言ってくれるです。
確かに僕たちを心配させないように言ってくれてるのはすごくわかるんですが、それが言葉に表情に優しさがにじみ出てるんです。なんでなんですかね。こんなに優しいのって。
そしてなんやかんやしている間に最後の日を迎えていました。楽しい時間って本当にあっという間ですよね。
最後の日は家族みんなでピザを食べました。
ピザを食べながら1ヶ月の思い出を語り合って、笑って、すごく楽しくまた寂しくなっていました。やっぱり最後の夜ごはんってなると寂しいですよね。
そこで3人で話し合って形に残るものをプレゼントすることにしました。
やっぱりプレゼントするときはサプライズしたいですよね(笑)
家族へ花束と写真をプレゼント。とても喜んでくれました。
そして出発の日。
朝、スーツケースをバスに積み、最後の挨拶。ハグしながら僕は泣いていました。やっぱり別れが一番嫌いです。
エリザベスとエンリケも泣いていました。
なんでなんですかね。本当の息子たちでもないのに家族の一員のように可愛がってくれて。心配してくれて。
僕はホームステイというものを初めて経験して感じました。
泊めてもらうだけなら別にそこらへんのホテル借りて寝ればいいんです。でもホームステイは違うなと。ホームステイをするということは家族の一員になること。一緒に住んで、一緒にご飯食べて、一緒にふざけて、時間を共有するってこんなに素敵なことなんだなって彼らから教わりました。
確かに全てのホストファミリーがここまで優しいかと言ったら違うかもしれません。
でもそこを理由にホームステイは楽しくない。それはあまりにも寂しい意見です。
僕はこれからお世話になる現地の人達、職場、同僚、たくさんの人達と時間を共有していきます。ここでしか経験できない、ここでしか味わえない、そんな時間は僕の人生の中で最高の財産になるはずです。
僕はそんな財産まみれの人生を歩んでいきたい。
子供達への愛情の大切さ
こんにちは。工藤大史郎です。
ホームステイから一人暮らしになって考える時間が増えたように感じます。
一人の時間って大切ですよね。自分を見つめ直す時間にも繋がるし。
人それぞれ色んな使い方がありますよね。
今回は”愛情”について書いていこうと思います。
皆さんにとって”家族”ってなんですか。
家族にしてもらったことって一体どのくらいありますか。
・自分を生んでくれた。
・ここまで育ててくれた。
・好きなもの買ってくれた。
・習い事行かせてもらった。
・鼓膜破られた(がちです。)
僕が悪いので心配しないでください。(笑)
まあ数え切れないほど家族から与えてもらいましたよね。
実際に離れて見て家族のことを考える時間が増えたんです。
家族ってなんだろう。何のためにあるんだろう。
みなさん何のために家族ってあると思いますか。
最近思うんですが、家族というものに一人一人違う価値観を持ってるなと。
例えば、僕みたいな悪ガキは子どもの頃めちゃくちゃ親父にやられてたでしょう。何だコイツってやられる度にいつも思ってました。でもそれって愛情ですよね。だから嫌いにならないし嫌いになれない。だって家族だから。家族に対してポジティブな価値観を持っています。
一方で、親に不満を持ち、終いには殺してしまう人だっている。家族に対してネガティブな価値観をもっています。
この例えは極端なのかもしれませんが、一人一人価値観って違うはずです。
これって何でなんでしょうね。なんでものを盗んだり、人を殺したりするんでしょうかね。
僕が思う1つの原因として愛情の欠如。これは今までの経験で感じたことです。
僕はボリビアの孤児院や日本の少年院で活動した経験があります。
イメージつきますか。孤児院や少年院の。
孤児院は親が薬物中毒、DVで捕まり親がいない状態の子供達が共に生活している施設。
たくさんの子供達が一緒に生活して、いわゆる1つの家族のようなもの。朝起きて寝るまで一緒に生活をする。
少年院も一緒です。彼らは名前をお互いが知らないため番号で呼び合っています。彼らも衣食住を共にしています。家庭環境が悪くて罪を犯してしまう。何がいけない。何がいい。それが分からず繰り返してしまう。
その子たちの体育の授業の先生になったことがあるんです。先生をやっていて感じたことがあります。その子たち全員が、ただのでんぐり返しを成功しただけでめちゃくちゃ喜んで僕にハグしてくるんです。普通のハグではありません。本気のハグです。喜びをかみしめたハグでした。まるでお母さんにハグするように。
これ。なんでだと思いますか。理由は簡単です。
褒めてもらいたい。
成功した喜びを共有したい。
愛情を受けたい。
だって今まで受けてこなかったから。
愛情を受けてこなかった子供達はこんなにも違うんだ。
どれだけ背景が違っていても子供は子供なんですよ。
僕たちがしなければならないことがすごく見えてきた瞬間でした。
僕たちは数には表せない程の愛情をもらってここまで生きてきました。
そしてこれからも愛情をもらいながら生きていくことでしょう。
しかし、これも当たり前ではないということ。
全世界には愛情を受けてこれなかった子供達がたくさんいます。愛情の有無で全く違うんですよ。愛情って与えようと思って与えるものではありませんが、効率化だけを図って子供達に真摯に向き合わない。そんなんすごく寂しいですしナンセンスですよね。
僕たちが派遣されている目的は技術提供だけではありません。子供達に対して本気で向き合い、時にはぶつかることもあるし、一緒にふざけあうこともあるし、そういった面の方が大事だったりします。
僕はそういった面を大事にしてこれからも活動していきますし、活動の中で大事だなって思ったことを発信し続けていきます。
これが今僕の感じている愛情の大切さです。
なぜ僕が国際協力をするのか
Hola!
こんにちは。工藤大史郎です!
先にお伝えしておきます。
全部読んでください。
読んだら何かしらの刺激になるはずです。
それではなぜ僕が国際協力をするのか。
最近、国際協力に関して色んな意見を耳にします。
”自己満やろ?”
”する意味あんの?”
”もっと日本のことにお金使えよ。”
まあ沢山の意見がありますよね。それだけ沢山の人間がいるんだから。
色んな意見あって良いと思いますが、果たして国際協力って一体何なのでしょうか?
さて皆さん。こんな質問をされたらなんと答えますか?
”国際協力に賛成ですか?反対ですか?”
どうですかみなさん。
おそらくですが。”賛成だけど、、理由がぼんやり、、、”みたいな人がほとんどだと思います。
じゃあ極端な話。国際協力をしなくなったら世界はどうなるでしょうか。
お金を多く持ってた方が勝ち、資源をより多く持っている国が勝ち。逆にお金を持っていない方が負け。貧乏が負け。
間違いなくおかしな話ですよね。
そんなんじゃ世界平和なんてなるわけない。もしかすると今まではこの超ステレオな価値観が日本にも残っていたかもしれません。しかしこの価値観や考え方ではもう誰も満足しない世界になってきました。
じゃあ、世界中の生活が裕福ではない人々に
”強く生きてくださいね。頑張ってお金稼いで僕達みたいに豊かになってください。”
といった考え方であってるのでしょうか。
絶対に違いますよね。
そうではなくて
”貧困をなくすために俺らにできることは何か”
”全世界の70億人みんなが幸せになるためには何ができるのか”
といったことを世界規模で考えていかなけらばならないと思っています。でもこれってかなり難しいことなんですよ。
別にいいんですよ。そんなんする必要ないって思っている人はしなくて。強制じゃないし、ましてや自分の為にならないって思うこともできるし。
でもそこに僕は魅力を感じるんです。
世界規模で動く。世界規模で生きる。その中で助け合う。
これが楽しくて仕方ないんです。
国際協力をしていく中で、人が笑顔になった瞬間、人の為になったなって思えた瞬間、その瞬間ごとに喜びを感じるんです。自分に存在意義があるんだと。
国際協力は本当魅力的なんですよ。自分が何か与えようと意気込んで活動すると、百倍以上で与えられるし。本当に勉強になるんですよ。日本にとどまっておくよりも。それも現地に近ければ近いほど。溶け込めば溶け込むほど。
人の為になった瞬間が、自分の為になってる。
僕はこれに気づくことができたんです。
実際にこれはボリビアで青年海外協力隊として二回活動させてもらって、STANDBYKUMAMOTOでも熊本地震での支援もさせてもらって、今までの経験があったからこそ気付けたことでもあります。
そのことから今までの生活を見つめ直すことができました。見つめ直し始めたら、還元しないっとって思えてきたんです。
俺らにできることっていくらでもあるじゃん。
だって何不自由なく生活できてるんだから。
だからやるんですよ。じっとしてられなくて。
やっていくとワクワクしだすんですよ。マジで。
”次に待ってるのは一体なんだろう。”
”今度は何を学べるんだろう。”
”目の前で起こる1つ1つのことが刺激で次を待ってられなくて。”
正直、自己満でもいいと思います。
自己満も好き勝手ハチャメチャする自己満ではなくて、活動を自分なりに精一杯やって、現地の人々から日本人の大史郎でよかったって思ってもらって、そこに自分自身の存在意義があれば自己満であっても国際協力になると考えています。
だって正解とかないから。
確かに俺は世界を変えることなんて無理かもしれない。でも自分が関わっている環境、自分の任地、これから関わっていく現地の子供たち。その限りなく小さなコミュニティを幸せにすることはできる。日本のことも自分のことも好きになってもらえる。これが僕の仕事だと思っています。
本当に個人の自由なんですよ。そんなんやらんでもいいし。
でもこれだけは言いたい。
やったら人生変わるぜ。